タイ 2004&2005



2004年


地球一周旅行を終え、心残りが幾つかある。 その一つがタイ。
一周旅行当時、バンコクのレックサンラーメンと言うジャパレス(日本食の食堂)で定食を食べている時ふと横を見ると、タオ島でのダイビングのチラシが壁に貼り付けてある。 ライセンスが約2万円で取れる上にジンベイザメが写っている。 ダイビングと言えば金持ちの道楽と昔から教えられてきた自分には、まさに青天の霹靂だった。こんな手ごろな値段でライセンスが取れても良いのだろうか? そしてこんなすごい世界を肉眼で見ることが出来るんだ。 かなりこのチラシには、惹かれるものがあった。 でも当時地球一周中と言う事で、日程の面やシガラミ等から断念した。(本当の理由はよく覚えていない。)


で、地球一周一年後の秋、約2週間休暇を取りタイに向かった。
タイ・ドンムアン空港に0時頃到着。 この日は、空港に泊まる事にした。 食事を取ろうと空港内のバーガーキングに行くが、若者の多さにビックリ。 久しぶりの海外とあって雰囲気にちょっと圧倒された。全然雰囲気に馴染めない。違和感だらけで、ちょっと不安でもあった。おっかしーなー。タイなんて地球一周中何度も立ち寄った国だ。 何でこんな気持になるんだろう? 
翌朝、バンコク・カオサンストリートへ。 ここカオサンは、世界各国から旅行者が集まる場所。 一泊300円で泊まれる安宿から、旅行代理店、偽造身分証明書屋、外国人向けの衣類、お土産物、古本屋等、ここでは、旅行するために必要な物で手に入らないの物は無いんじゃないかなー。 だから、バックパッカー(バックパック一つで旅に出る旅行者の事)達が必然的に集まってくる。 自分も例に漏れずバンコクと言ったらカオサン。 宿に半日だけ泊まる事にして荷物を置き、旅行代理店へ。 カオサンの真ん中当たりに旅行代理店が集まる雑居ビルがある。 そこのMPトラベルにお世話になる事にした。 ダイビングの斡旋もしている代理店で、店主が日本人(?不明。無国籍な顔立ちをしてるが日本語を聞く限り日本人としか思えない)で無愛想・・・だったんだけど、異様に愛想が良くなっていた。 客離れ進行中なのかな? ここMPトラベルが斡旋しているダイビングスクールは、バンズリゾートという所。 タオ島には、幾つか日本人のインストラクターがいるスクールがあるんだ。 何故ここにしたかというと、船が一番大きい事。 これは、重要。 船酔いする人は、特にね。 あと、リゾート内の写真が、綺麗だった事かな。 幸い今日の夜出発のチケットが取れた。 バンコクから、タオ島までは、約10時間。 バスからフェリーへ乗り継いで、早朝タオ島に到着する。
着いて早々学科の授業が始まる。 オープンウォーターと言うライセンスが初心者が取る一般的なライセンス。 男子3人女子2人と言うクラス編成で授業スタート。
  
初日: ビデオと学科。
2日目:プール実習、海でのダイブ2本
3日目:ダイブ2本


こんな日程だ。 二日目はプールの後いきなり船でスポットまで連れて行かれアタフタしながら本番が始まる。 もっと前置きがあってもいいだろうに、ツカミも無しでいきなり海へドボーン。こんな簡単で良いんだろうか?浅瀬で先ずレッスンとか・・・。 いきなり実践だったのでちょっとビビった。 プールでは、出来ていたんだけど口のみで呼吸する事に最初は、戸惑っう。 初心者クラスとあってインストラクターが2人付いてくれた。 いよいよ海中へ。 海の中は、青く透き通り海底迄楽に見渡せる透明度。 
耳抜きも上手く行き、快調な滑り出し。 でも女の子2人は、耳抜きがどうしても出来ない。 鼻が詰まっていたり、鼻の管が細かったりすると、耳抜きが容易には出来ないんだ。 男子と女子で別行動を取る事になり男子が潜水した後、女子がゆっくり降りてくる。 その後もずっと別行動だった。 この日なんと、海亀に出会えた。1メートル位あっただろうか? スゲー!ウミガメと並行して泳いでる。まるで、ウミガメと一緒に空を飛んでいるようだ。 水族館で見るのとは全く別物。 みるもの全てが新しく、何を見ても「スゲー!」の連続。 最終日の最後の1本だけ女子と合流して潜る事が出来た。 もー女子の耳抜きもバッチリ決まってる。 最後の一本だけだったけど、みんなで潜れて本当によかった。 しかもこの日の透明度は、最高!30mオーバーで本当に空を飛んでいるようだった。 無事、オープンウォーターのライセンスをゲットし自分は、この日の午後タオ島を離れタイ北部へ向かう事に・・・。
午後2時30分のフェリーに乗り、バスに乗り継ぎ、その日の0時頃バンコク到着。 次の日を休息にあて、その次の日、タイ北部の村・メーサイまでのバスチケットを買った。 メーサイは、ゴールデントライアングル真っ只中でミャンマーとの国境地帯。 一日だけのツーリストビザが簡単に手に入るとの事。 なのでメーサイを目指す事にしたんだ。 夜になり市バスでバスターミナルへ向かった。 市バスを降りてちょっとすると、ケツポケットに入れていたはずの財布が無い事に気付いた。 大ショックだ。 確かにバスに乗る時はあったんだ。バス代払ったから間違いない。 バスの中でスられたのだろうか?だとしたら、ゴッドフィンガーの持ち主だ。 何も感じなかった。 もしくは、横断歩道を走って渡ったのでその時に落としたかだ。 とにかく財布が無いことに違いが無く、シティーバンクのキャッシュカードもその中に入っていた。 かなり凹む。幸い、バックパックの中に三菱銀行のキャッシュカードを分けて入れておいたので、文無しになったわけでは無いが、カード止めたりしなければならないので、カオサンに戻る事にした。 その日の内にカード関係の手続きを終わらせたが、日数的にメーサイにいられる時間が2日間になってしまった。 かなり迷った。丸二日の移動(往復)で滞在出来るのは、2日間。 残念だけど今回は、断念する事にした。


今回、数ある日本人インストラクターのいるスクールから、バンズを選んだわけだけど、正解だったと思う。 インストラクターがとても親切で、上記にあるけど、耳抜き出来なくてもちゃんとフォローして、個人のレベルに合わせてレッスンしてくれる。また、女の子の一人が頭痛が酷くなり一本だけ潜らず船で休んでいたんだけど、最終日レッスンが全て終わってからその子一人連れて出来なかったダイブを個人レッスン。
当たり前の事なのかも知れないけど、自分にはすごく気持のいいスクールに思えた。 



カオサンロード

カオサンロード

カオサンロード

カオサンロード




2005年



今年もまた、約2週間の休みを取りタイへ向かう。 ダイビングメインで後は行き当たりばったり。
去年と同じく、飛行機は、午前0時ごろタイ・ドンムアン空港に到着。 空港泊はやめてカオサンへ向かう事にする。 トラベラーズロッジと言う日本人宿に宿泊する事にした。何故ここを選んだかというと、チェックアウト後もシャワーが使えるので明日夜にタオ島に向かう前にその日の汗を落として出発したかったからだ。 写真からでは、伝わらないと思うけど毎日メチャクチャ暑い。タイは、一年中夏で季節と言えば雨季と乾季が有るだけ。 翌日タオまでのチケットも買い、夕方バンコクを出発した。 
朝4時にタオに向かうフェリー乗り場に到着するが、似ているようでどこか違う。 桟橋に行ってみると去年行った所とは別物。 ここは、チューンポンでは、無いようだ。 いったい何処につれてこられたんだ? 不安になってきたが、テンパッている訳ではない。最悪またバンコクに戻ればいいだけだしね。 隣に居た白人グループに聞いてみた。「タオ島に行きたいんだけど?」 すると白人とじゃれていたタイ人女性が色々教えてくれた。「ここは、スラタニーという所で、タオ島に行く事も乗換えが必要だけど出来ない訳じゃない。 でもあなたのチケットは、チューンポンからのチケットだから新しいのを買う必要があるわ。」  ウソだろー!なんでこんな事に?去年は終点がチューンポンだった。だから今年も当然同じと思って何の疑問も感じていなかったのが甘かったようだ。 発券所でもう一度聞いてみた。 すると「あなたラッキーよ。今日はこれからタオ島行きの船が出るわ。 チケットもこれでいいから・・・。」 本当に自分はラッキーなのだろうか? むしろアンラッキーだと思うんだけど・・・。 でもとりあえずタオ島に行ける。 同じバスに乗ってきた連中は、みんなサムイ島に行くらしい。 
フェリーに乗る事6時間。やっとタオ島に到着。 去年は約10時間でタオ島に着いたんだけど、今年はなんと19時間! バカみたいだ。 時間にしたら日本〜ヨーロッパ級じゃないか。 昼ごろバンズリゾートに到着すると、去年お世話になったヤヨイさんが出迎えてくれた。 でも今風邪をこじらせていて、今年はダイスケさんがインストラクターを勤めるとの事。 バンコクからのバスについて聞いてみた所、最近バス会社が変わったらしい。 運転手に言っておけばチューンポンの港付近で降ろしてくれるとの事だけど、チケットを買ったMPトラベルでは、そんな説明してもらっていない。
今回は、去年取ったオープンウォーターのライセンスの上の、アドバンスドオープンウォーターと言うライセンスを取得するコースに挑戦。 例のごとく速攻で取ってタオ島を出たい旨をヤヨイさんに話すと、かなり無理はあるが、これなら明後日の午後のフェリーに乗れると言うプランを立ててもらった。

1日目:ディープ、PPB、ナイト
2日目:ナビゲーション、FISH ID

本当は、1年間のブランクがあるので、PPB(中世浮力)辺りからやりたいところだが、そうも言ってられない。 タオ島の後にもう一箇所どこかに行きたいからだ。 てな訳でいきなりディープからのスタート。
ディープと言うのは、ディープウォータの事で 40mまで潜る。 ダイビングと言うのは、深く潜れば潜るほど窒素酔いが進み感覚を鈍らせる。 また、酸素ボンベも深いほど早く酸素量が底をついてしまう。 これは、水圧の関係で、ボンベ内の酸素がより圧縮され密度は濃い代わりに量が少なくなると言う感じ。
かなりヤバそうな物からのスタート。 最初は、機材のセッティングも忘れている状態だったから、海に入ってもどうやってこれから潜ればいいんだろう?との不安がありちょっとビビっていた。 でも潜りだすと、なんて事はなく40mまで潜行。 感覚もそれ程鈍っていないようだ。 ストップウォッチで30秒数えたんだけど、陸上で数えた時よりも、より30秒に近かったくらいだ。 このスポットは、もしかしたらサメが見られるかも・・と聞いていたのですごく楽しみだった。 自分は、NZの項でも書いたがサメ好きだ。 是非見たいと思っていたが、その時は、やってきた。 最初興奮して、むせてしまった位だ。その瞬間、酸素ゴボゴボゴボと噴出して、ちょっと恥ずかしかった。 体長は2m位。すごくシャープで水族館のサメとは、違い時々自分にくっ付いているコバンザメを食べようとグルっと回転する。 オイラとの距離は5メートル程。ボーっと見ているとカンカンカンと音がして我に返る。 インストラクターのダイスケさんがボンベを叩いて合図した音だ。 ボーっと見ていたためどうやらサメに近づきすぎた様だ。 でもスゲー感動。 生で野生のサメを見ることが出来た。後は、もーどうでもイイや・・・てな感じになっていた。
 
2本目は、PPB中世浮力。これは、海底に行って一定の水深を浮いている練習。 これの上手い下手は、ダイビングの技術に直結する物でかなり重要。  

3本目は、ナイト。 これは、日が落ちてからやるダイビングで夜行性の魚が見られるという。
でも、夜だから、周りは真っ暗! 見えるのは自分で照らしている懐中電灯の明かりの範囲だけ。 自分を取り巻いている暗闇に押し潰されそうな感覚になり圧迫感を感じて息苦しい。 しかも気持悪く吐きそう・・・。グレートバラクーダーと言うバラクーダの中では最大の種類を見ることが出来たが、あんま興味ない。ただただ早く終わってくれーと祈るのみ。 船に上がるとグッタリ・・・。 初日から3本は、キツイ。しかも一年のブランクがある上に、ディープとナイトだ。 気持悪かったのは緊張と疲れが出たせいかも知れない。  


2日目は、ダイビングにもなれてかなり余裕が出てきたせいか気持ちよくダイブすることが出来た。 今日は、日本人の女の子がダイビングに来ていたので一緒に潜る事になった。 彼女はオーストラリアのワーキングホリデー帰りでダイビングの方もかなりやるらしい。 確かアドバンスの上のレスキュウと言うライセンスを持っていたと思う。すごかったのが、ニシンの群れ。 何百匹もの大群が台風の様に渦巻きながら進んで来る。じっとしていると自分が大群の中に入ってしまい光の反射で魚がキラキラ光るすごく美しい光景を味わう事が出来た。 二本目に昨日ナイトで潜ったスポットに行ったんだけど夜とは全然違い30mオーバーの透明度。 これだけ透明だと本当に気持がいい。 空を飛んでいる感じになるんだ。  昨日とは打って変わって絶好調のうちに2日間のコースが終了。 無事アドバンスのライセンスゲット。



今回のダイビングは、大当たりだった。 サメも見れたし、グレートバラクーダーにニシンの大群。 ちょっとハードだったけどチョー気持ちよかった。



タオ島の風景

タオ島の風景

タオ島の風景

タオ島の風景




アユタヤ


バンコクに戻り、本当は、タイ北部のチェンマイあたりに行こうかと思っていた。 でもなんか面倒になり近場のアユタヤに行く事にした。 予想していたよりずっと大きな町だった。 町中に遺跡があると言う感じ。ここの遺跡は、クメール様式。つまりカンボジアのアンコールワット的な造りになっているがビルマ軍に破壊されてしまい残骸を見ているようで素晴らしさは、残念ながら感じる事が出来なかった。 かなり広い範囲にわたって遺跡群が点在しているのでレンタサイクルがちょうどいい。 自分は、特に有名な物しか見なかったけど、ハードに周りたければ高いけどトゥクトゥクかタクシーをチャーターするしか無いだろう。 また、宿によってはツアーも出しているのでそれに参加するのがベストかもね。
アユタヤには、3日間もいた。 遺跡は最初の一日でざっと見て終わり。 何故3日間もいたかと言うと、初日に入ったレストランがすごく楽しかったんだ。みんな陽気で、客もそれに釣られて楽しくなる。 一日目にオカマちゃんに会ったんだけど、2日目にはもう肩を組みながら酒飲んでた。 
三日目には、オカマちゃんは来なかったけど、ウェイトレスのリンゴちゃんにコクられた。 その位楽しい時間だった。 タイに来たらまた寄りタイな・・・。