
キャスト
篠村悦子(悦ねえ) :鈴木杏
矢野理絵(りぃー) :相武紗季
菊池多恵子(ダッコ) :岩佐真悠子
中崎敦子(ヒメ) :佐津川愛美
中浦真由美(イモッチ) :藤本静
大野仁美(コーチ) :石田ゆり子
大野健(オノケンコーチ) :池内博之
篠村幸雄(父) :大杉連
篠村友子(母) :市毛良枝
篠村法子(姉) :浅見れいな
原作
敷村良子 作 :がんばっていきまっしょい
主題歌
aiko:キラキラ
はじめに
ここから、あらすじを自分なりに、感じた事とかふまえてダラダラ書いていこうと思うんだけど、 その前に、ちょっとだけ・・・。
何でこのページを作ったかと言うと、このドラマが大好きだから。
青春って感じで、キラキラしてるんだよね。 普通、ドラマなんて、一度見たら終わりだけど、自分、このドラマ10回近く見てるけど、飽きません。 悦子のセリフとかも、熱くて大好きです。
2006年夏、四万十川へカヌーツーリングに行ったついでに、ずっと行きたいなーと思っていた松山まで足を伸ばしました。夏休み全5日間の日程の内、四万十川2日、ロケ地3日。 どっちに重点置いてるんだろう?
残念ながら、もう艇庫は取り壊した後でした。でも、艇庫跡付近に一晩テントで泊まり、「がんばっていきまっしょい」の雰囲気は堪能してきました。
四国ってすごく良いですね。 人は、親切だし、食い物美味いし、自然は、美しいし・・・。
「がんばっていきまっしょい」のロケ地巡りもやって良かったと思ってます。
何故って、普通に、ガイドブック見て、四国観光していたら、メジャーな所しか見られずに終わってしまうけど、ロケ地巡りする事によってガイドブックに載っていないようなレアな所に、沢山行けたと思う。
ロケ地の写真も追々貼っていきます。
あらすじ
セリフ
オイラの感想
第一艇
2007/3/25UP
2005年夏。
仁美コーチが艇庫に行くと、「ボートに乗って家出する」と言う少女に出会う。
そこからコーチの回想によってストーリーが進んでいく。
3年前と言う事で、ストーリーは、2002年春・松山第一高校入学式から始まる。
悦子は、初日から遅刻しそうになり、家業でやっているクリーニング屋の業務用自転車にあわてて跨りダッシュで登校!
次の日から、普通の自転車に乗っている所を見ると、また仕事で使う自転車に乗っていかれてはかなわないと、自転車を買ってもらったのだろう。
高校には、間に合ったが、幼馴染の中崎さん(ヒメ)がいじめられている所を目撃。
持って生まれた正義感で、中崎さんをいじめているであろう3人組に食って掛かる。
でも、実は、悦子の勘違いで中崎さんの落としたコンタクトレンズを3人組が探してあげていた、だけだった。 「ホンタクト!」・・・3人組みのリーダー菊池多恵子(ダッコ)に、悦子がほっぺたをぎゅっとやられながら出た言葉。
入学式は、始まってしまったが、悦子は、一人コンタクトを探す。
そこに中田三郎登場。
人の気配を感じ、見上げる悦子。
この瞬間悦子は、恋に落ちた様だ。その表情で、そう伝わってくる。 鈴木杏ちゃんは、表情一つで見てる者にそう感じさせる、すごくいい女優さんだと思う。
コンタクトは、2人で探し、奇跡的にも見つかったが式には遅刻してしまった。
入学式会場である体育館に入る直前、中田三郎が言う。
「人間の細胞は、日々何万個も再生される。一週間もすれば外見は同じでも、どんどん違う人間になってしまう。」
因みに悦子達は、松山第一高第九十九期生だ。 今年の学校のテーマは、「感動」。 オイラも十分感動させられてしまったが・・・。
生徒会長が大声で「第一高ーー!がんばっていきまっしょい!」
「もーひとーつ! がんばっていきまっしょい!」
「しょい!」悦子は、自分に言い聞かせるように応えた。これから始まる高校生活にくいを残さず自分なりに精一杯がんばろうとの意味だと思う。
しかし、がんばるどころか、この学校には、女子ボート部が無い事実を突きつけられる。
無いなら女子ボート部を作ろう!と言う発送の転換からメンバーを集め始めるが、なかなか上手くいかない。 中学の同級生である矢野理絵(りぃー)が見学に来てくれたが、入部までには至らず。
何もかも空回りして上手くいかない悦子。
落ち込んで、つい自分の姉と比べてしまう。 悦子の姉は、松山第一高校卒業後、京都大学に進学するほどの優等生。それを聞いた、ばあちゃんに「牛は牛なり。 馬は馬なり。両方立派に人間の役に立つ」 と励まされる。
敷村良子さんの本を何冊か読んだけど、四国には、面白いことわざが沢山ある。 メモッて無いから忘れたけど・・・。
幼馴染のブーにまで「姉さん、年取ったな」と言われる始末。
そんな時に、クラスメートの中浦真由美(イモッチ)が中田三郎に告白をする。
偶然その場に居合わせた悦子が、中浦真由美に何故こんなに簡単に告白できるの?恥ずかしくないの? 噂になる事とか・・・と聞く。
中浦真由美は「逃げるよりいい。 自分ごまかすより、悩まんと動いた方がいい。後悔ないからな。ほらっまた強くなった。」
悦子の腹が決まった。
一年の全クラスをまわり、黒板に「女子ボート部募集」と大きく書き、話し始める。
一年生の全クラスまわってその度に黒板に「女子ボート部募集」と書くんだけど、周る度に慣れて来たのか書く文字に一工夫している。「女子ボート部募集!」とか、「女子ボート部募集☆」等。こう言う小さな所までのこだわりでドラマを作る側の熱意みたいな物が伝わる。
最後のクラスは一組だ。そこには、菊池多恵子率いるワル3人組が後ろの席でダベっている。 そこに悦子が「ちょっと聞いてください!」と大声で言ったもんだから、3人は、「人のクラスに来て何偉そうに!」と、けんか腰になる。 しまいには、1組全体から帰れコールの嵐!
さっきまでの悦子の勢いが止まりくじけそうになる。不安になり目が泳ぐ。 そこに中田三郎が目に留まった。 彼の入学式での言葉を思い出し悦子はまたパワーが戻ってくる。
悦子「人間の細胞は・・・」 この言葉を聞いた中田が帰れコールをしている奴らに「黙れ!」と一喝。
自分が、先程言った何気ない言葉を悦子が覚えていてくれた事が嬉しかったんだと思う。
クラスが静かになった所で悦子がもう一度話し始める。
悦子「人間の細胞は、日々何万個も再生されるんよ。 一週間もすれば外見は同じでも、どんどん違う人間になってしまうんよ。 この自分は今しかない。 一瞬の自分・・・・今感じている事ごまかしたくない。 やりたいんよボート・・・あんな風にピタッと一つになってみたい。 周りの顔色伺うような毎日は、いやや!その場しのぎの毎日を送るのはいやなんよ! 深い・・深い深い友達が欲しい。 濃い・・濃い濃い高校生活を送りたい。 やりたいんよボート! やりたいんよ・・・」
こんな風に飾らず自分の気持ちを真剣に表現されたら聞いている方も真剣に聞き入ると思う。 相手は自分の鏡とよく言うが、その通りだ。 自分もこの場にいたら、ボート部に入るか、悦子に惚れるかのどっちかだろう。
悦子は、また、一人艇庫の掃除やら植物に水遣り等の雑用をこなす。
そこに矢野理絵、中崎敦子、中浦真由美の三人が、一組での悦子の演説に共感し入部すると言ってくれた。
ここから伝説の女子ボート部が始まる!!
伊予鉄・鉄砲駅。 松山第一高の最寄り駅。
第二艇
2007/3/29UP
女子部立ち上げの為、悦子は、職員室にいる顧問の福田先生のもとを訪れる。
二人の、ほんわかした掛け合いが和む。 メンバー表を提出し、そこに書いてある、キャプテン:篠村悦子と言う事に福田が引っかかる。
悦子「私はね、キャプテンの器や無い思うんですよ。 思うんですけど、みんなが、どーーしても篠村さんじゃなきゃって言うもんですから・・・。」
「あれ試合ン何でしたっけ? 新人戦? あれにも出ようかと思って・・・。」
この悦子のセリフが、悦子の父そっくり。 悦子は、父親と冷戦中だが、実は、二人はとても良く似ているんだと思う。 結果お互い素直になれずぶつかったままなんだろう。
そこで、メンバーが一人足りない事に気付く。
初めての、練習がスタートしたが、全然上手くいかない。 文科系の中崎敦子は、練習がきつくて早くも退部宣言!
次の瞬間悦子は、走り出していた。ワル3人組のリーダー菊池多恵子を勧誘するためだ。
女子メンバーもオイラも絶対無理だと思っていたが、菊池多恵子は、あっさり入部する事を承諾。 全員あっ気に取られる。 中崎敦子の退部問題はおいといて、とりあえずメンバーは、5人揃った。
スポーツがまったくダメな中崎は、掛け声担当とだまされコックスに任命される。
コックスは、船の操舵をする大事なポジションなのだが・・・。
2回目の練習。 艇庫で、矢野が菊池多恵子をメンバーにするなら私は辞めると悦子に詰め寄る。 矢野と菊池の間には、高校受験の時からのいざこざにより、険悪な状態だからだ。
タイミングが悪く、艇庫に来た菊池がその事を聞いてしまい、自分に居場所が無い事を悟り帰ってしまう。
4人での練習後、大街道商店街でワッフルを食べていると、偶然ワル3人組を発見。 悦子は、菊池に明日、練習に来てくれる様頼むが、昼間の事があり、憎まれ口を言ってしまう。
菊池にしたって、あそこまで矢野に言われたわけだから、本当はボートやりたくても、練習に参加するのはキツイ。
夜、幼馴染のブーが悦子のクリーニング店にやってくる。 その時に昼間、菊池が艇庫に来ていた事を聞かされる。
次の日、練習後、矢野が一人ボートを拭いている所に、菊池の父(娘は、毎日練習していると思ってる)が娘の様子を見に艇庫を訪れるが、矢野は、菊池が練習には、来ず夜遊びしていると告げ口してしまう。
まじめな性格の矢野らしいが、なにも父親に告げ口する事ないだろう・・・と思うが、矢野にしたらチャラチャラした人間を許せないのかなー?
恒例の男子部活対抗ビーチフラッグ大会当日、メンバー勧誘に来ていた、女子メンバーの所に、父親に告げ口された事を知った菊池が怒りをぶつけに来た。 矢野も引かない。 菊池の家が金持ちで、菊池をお嬢さんと罵るが、逆に、菊池の家は、もー家庭崩壊寸前である事を聞かされる。
次の日、悦子は、テストの成績が悪かった事から、追試。 この追試もダメだったら部活が出来ない事になる大事な試験の日だったんだが、寂しそうに景色を眺める菊池を見つけてしまう。
そこで、菊池に親が離婚する事を告げられる。 ボートをやる理由が無くなったと言って寂しそうに去っていく。
もちろんそんな菊池を悦子は、ほおってはおけない。 大事な追試をほっぽらかして菊池を追う。
艇庫付近の海辺に菊池が座り、少し間を空けて悦子も座る。
菊池「なんも言わんのやね。」
悦子「なんも言えん。」
菊池は、ボート部に入部すれば、試合の応援や何かで両親の会話が増え、仲直り出来るんじゃないかと考えていた。ボートやりたいと言うのは本当の事だった様だ。でも離婚が決まった今、ボートをやる理由がなくなってしまった。
矢野も遅れて、合流し、悦子に試験に行くよう説得する。 菊池も自分のせいで部活が出来なくなってしまうのは申し訳ないと、試験に行くことを勧める。
しかし悦子は試験に行かないと、きっぱり言った。
メチャクチャかっちょいい。
悦子「部活やるんは、何で? 仲間作るためや。大事な友達作るためや! だったら菊池さん一人にはしておけん。 だってもー友達やもん」 ちょっと菊池多恵子は、びっくりした様に見えた。悦子が友達と言ってくれた事がすごく嬉しかったからだろう・・・。
悦子「ずーっと一緒におるから、好きなだけ黄昏てええんよ。」
菊池「私、ボートやりたい。」
悦子の優しさに触れ、菊池も心を素直に表現出来た。
めでたく5人メンバーが揃った女子ボート部。 いつの間にかあだ名で呼び合うようになっていた。
篠村悦子 :悦ねえ 整調
矢野理絵 :りぃー 3番
菊池多恵子 :ダッコ 2番
中崎敦子 :ヒメ コックス
中浦真由美 :イモッチ バウ
ちょっとボートの説明。
ドラマがんばっていきまっしょいで使われているのは、4人乗り+1人(コックス)のフォアスカルとか、クォドルプルと呼ばれている物。
一方映画版のがんばっていきまっしょいで使われたのは、スウィーブ。
各々が1本のオールを両手でもって漕ぐ種目(エイト、フォア、ペア)をスイープ、1人が二本のオールを両側に出してこぐ種目(シングル、ダブル、クォード)をスカルと言います。
次に、ポジション。
進行方向から、順番に、 バウ、2番、3番、整調、コックス。 バウから整調までは、進行方向とは、逆向きに座ります。漕いでいるときは進行方向は、見えません。 コックスだけが進行方向を向いています。
バウは、先頭と言う事で、漕手全員が見える事から、漕手の調子を見たり、時には掛け声掛けたりする、大事なポジションで、技術的に優れた人を配置します。
2番、3番は、エンジンの役目です。 なので、パワーのある人を配置します。
整調は、チームを引っ張ります。 ピッチの上げ下げの調節、ペース配分。整調によってその艇のリズムが生まれます。
コックスは、操舵、掛け声担当。 いわゆる船長ですね。
第三艇
2007/3/29UP
この回から、本格的な練習が始まる。
来たる新人戦に向けて、目標は、決勝進出!
「夢は、でっかく! 目標は大きく、心はまぁ〜るく、四角はトウフ、おでんのコンニャクはさんかくぅ!
がんばって〜いきまっっしょい!」
練習帰り、お好み焼屋でボート部OBが経営している店「メルボルン」に寄る。 新人戦に向け、ボートを見てくれる人が必要だと言う事になり、 カウンター席に座っていたオノケン(大野健)に一度ボートを見てくれるよう頼む。
ちなみに、メルボルンは、夫婦でやっている店で、夫婦のエプロンは、毎回色が違う。 奇数回が、夫(根元満)青エプロン 妻(緑)赤エプロン 遇数回が、 夫:緑エプロン 妻:赤エプロン と言う具合になる。
オノケンに練習を見てもらった結果、悦子の体力が、他のメンバーに比べ劣っている事がわかった。 なので、次の日(7/19)から、悦子のみ特別メニューをするはめに・・・。
早朝からのマラソン。 やる前は、ヤル気満々だったのだが、いざ始めてみると、これが辛い、しんどい。 結局帰りは、バスで帰ってくる始末。 やってるんだか、やってないんだか分からない、特別メニューのせいで、ボート自体も、疲れた漕ぎ方になり力が入らない。
次の日も、マラソンをサボって、ベンチに腰掛けていると、幼馴染のブーに見つかってしまう。
ブー「疲れてるなら、疲れてるって言え!」
悦子「言えんのよ、私キャプテンや! これ以上みんなにみっともない所、見せられん。」
ブー「俺みたいになるぞ」
ブーは、中学時代、サッカー部キャプテンとして活躍していたが、最後の試合、体の調子が悪いにもかかわらず、みんなにその事が言えないまま試合に出てしまった。 その結果、自分の調子が出ない事から相手を蹴って足の骨まで折ってしまった経緯がある。
新人戦当日、悦子の家族が、悦子の応援に行く事で、盛り上がってる中、父は、行かないと言う。 まだ親子の冷戦状態が続いている様だ。
松山第一高校、女子の番になり、船をスタート地点まで漕いで行くが、いつもよりオールが重い事に気付く。、レースは湖で行われた為、海水よりも比重が少ないのだ。
緊張高まる中、スタートのホイッスルが鳴らされる。
スタート直後、ボートが極端に右に曲がってしまい、隣のレーンの新開高校の漕ぎを邪魔してしまう。
田中ちえみ(新開高校キャプテン)「邪魔されとるよ、お嬢さんクルーに負けるなー。」
練習を始めて、日の浅い松山第一は、予想通り大分他の艇から離されてしまう。
応援に来ていた、大野仁美が、やはりまだ無理だったと言うが、メルボルンの根元満曰く「あるんは、ゴールのゴール・・・。スタートのゴールの二つだけ。」「ただゴールするだけのゴールと、次の一歩を踏み出せるスタートになるゴールや。 どうゴールするかは、あの子ら次第。」
松山第一も段々にペースを上げて来たのだが、突然リーのシートが外れる。 その直後、イモッチがオールを片方流してしまう。 もーボロボロだ。
審判「リタイアしますか?」 の問いに、イモッチ「もー止めよーみんな見てる、恥ずかしい。」
ダッコ「悦ねえ?」 悦子に決断を委ねる。
悦子が、ふと顔を上げると、来てない筈の父の姿を見つける。
父は、姉しか見てない筈なのに、どうして?? 悦子の頭の中で走馬灯の様に、ボートを好きになった時の事が蘇る。 そんな中、情けない悦子達の有様を見て父は、背を向けてしまう。
悦子「このままじゃ、ダメなまんま。 当然や・・・見てもらえんで、当然や。 逃げてたんよ、私・・・。もーずーっと、お父ちゃん、えこひいきばかりやとか、どーせ私は、ダメやとか、そんな事ばかり言って逃げる様にボート始めて・・・でも、そんなあまいもんや無くて・・・・。本当はサボってたんよ。 特別メニューやれ言われても、辛くて、やっとるフリして私、サボッとった。 私、みんなにウソついた。 なのにまた逃げたら本当に負けや。ここで逃げたら、本当に負けや! みんなゴメン。 私、もー逃げんよ・・・どんなに辛くても、もー逃げん! だから・・オールメーン! がんばっていきまっしょい!! 最後まで漕ごーー!がんばっていきまっしょい!」
ここのセリフ大好き。 サボってた。みんなにウソついてた。なんて言ったら、メンバーから嫌われるし、リーダーとして、決してやってはいけない行為だ。 でも悦子は、自分のした事を正直に告白した。 すごく勇気のいる事だと思う。
悦子一人漕ぎ始める。 その後に誰も続こうとは、しない。
しかし、悦子は、辞めない。 先程宣言したとおり、どんなに辛くても、たとえ一人でも、最後まで漕ぐつもりだ。
その気持ちが伝わったのか、ヒメが、ぎこちなく「キャッチ、ロー」と掛け声をかけ出した。
ダッコも漕ぎ出す。 ダッコは、第二艇の時以来、悦子に絶対の信頼を置いている。 その悦子のピンチに、何もしない訳にはいかない。
最後に、リーが漕ぎ出した。 リーとしては、最後までしっくり行かなかったんだろう。でも、もう一度だけ信じてみようと思ったのかも知れない。
イモッチは、オール流してしまっているので、掛け声担当。
漕いでいくうちに、観客から、手拍子が起こった。 それが、段々に大きくなり、帰りかけていた悦子の父の耳にも届く。 何かと思い引き返すと、悦子達が、最後まで諦めず、ボートを漕いでいる光景が目に入った。 そしてそれを見た、観客が悦子達の為に、手拍子をしていると知る。 父は、娘を誇らしく思ったに違いない。
大野仁美もそれを見て何かを感じたようだ。
彼女達がゴールすると、割れんばかりの拍手が巻き起こる。
ヒメは、家庭の事情(母親がいない為、父と兄の面倒をみる)で、新人戦までと決めていたので、今日でヒメは引退・・・・と思っていたら、
ヒメ「このままじゃ、辞められん。こんな負け方してマダマダ辞められん!」
そこに大野仁美が来て、明日からコーチをすると買って出た。
どうなることやら・・・・。
たこ一。 メルボルン
メルボルンの前。 いつもオノケンと根元さんが釣りしてる所。
第四艇
2007/3/30UP
女子メンバーは、夏休みを利用して、3日間の合宿に入る。
彼女達からしたら、まだこの時は、合宿と言うか、お泊り会程度にしか考えてなく、これから3日間楽しい事しか起こらないと、この時は疑う者は、いなかった。
ダッコ、ヒメ、イモッチ「ガッシュク♪♪ パン、パン、パン(手拍子) ガッシュク♪♪♪ パン、パン、パン! 」
ダッコ「や〜と♪あ〜め♪やぁんだぁ♪♪」
ヒメ、イモッチ「や〜と♪あ〜め♪やぁんだぁ♪♪」
ダッコ「や〜と♪ボ〜ト♪こ〜げ〜るぅ♪♪」
ヒメ、イモッチ「や〜と♪ボ〜ト♪こ〜げ〜るぅ♪♪」
ダッコ「強化合宿〜がんばっていきまっしょい〜!」
ヒメ、イモッチ「しょい〜!」
悦ねえ「しょい〜!」
ダッコ、ヒメ、イモッチ「しょい〜!」
悦ねえ、ダッコ、ヒメ、イモッチ「しょい〜!」
リーに向けて言ったのだが、いまいち乗り気じゃない。
リー「私達、遊びに来たんやないんよ。」
でも、実は、リーもノリノリで次の瞬間・・・
りー「夏といえば、スイカ。 スイカと言えば、スイカ割りー!」
りーの中では、夏といえば、スイカ割りらしい。 弟に竹刀まで借りてヤル気十分だったが、偶然のアクシデントが重なり、スイカを2階から落として割ってしまう。
夏だし、お泊り会だし、すごく楽しそうだったんだけど、スイカが割れると共に、楽しい雰囲気も終わりを迎えた。
仁美コーチが来て、自己紹介。
コーチが「宜しく」と言っても、仁美コーチを以前から良く思っていない悦子だけは、何も答えない。
もう一度コーチが、悦子に向けて「宜しく」と言うと悦子もしょうがなく頭を軽く下げる。
ちなみに、コーチは、松山第一OB、愛媛大ボート部を経て、社会人の時日本選手権3位入賞。
特訓が、始まった。 悦子達は、何十本もボート漕がされると思っていたのだが、その逆で、陸上練習ばかり。 朝から晩までエルゴ(ボートを漕ぐ為の陸上練習器具)しかやらせてもらえなかった。
仁美コーチの旦那オノケンコーチに悦子は、つい愚痴を漏らす。
悦子「色々教わりましたけど、ワクワクせんのです。 コーチの言ってる事は大事だと分かってるんですけど始めてボート漕いだ時の、わぁ〜ゆう気持ち・・・漕いで、風浴びて気持ちえーな、て感じた気持ち・・・練習すればするほど無くなって行くんです。」
次の日も、エルゴのみ。
合宿最終日
この日も、コーチから、一日中エルゴと言われ、とうとう悦子がコーチに不満をぶつけてしまう。
コーチにしても、「一度出した指示は、変えられん」とつっぱねる。
もちろんコーチにしたら、今必要な事をやらせているのだが、悦子達からしたら合宿張ってるのに一日もボート漕げないと言うのは、イジメに近い。
悦子「そーやったら、ええですコーチ。 あなたの指導なんかうけとー無い!!」
ついに悦子が言ってしまった。 仁美も、もちろんカチンと来たが、オノケンに止められる。
オノケンと仁美が言い合っている隙に、女子メンは、勝手に海に漕ぎ出してしまう。
女子ボート部がなかなか帰ってこない事で、陸上では、遭難したんじゃないかと大騒ぎになっている。
オノケンからは、中途半端な指導してるとこうなる。いつも危なっかしい自分の側に居たかっただけだろう!と怒鳴られるが、仁美にも実は、真剣にコーチをしたい理由があった。
仁美は、社会人の時全日本3位に輝いた実力の持ち主だが、逆に自分のボートの限界も感じ始めていた。 そんな時に、オノケンと結婚し、家庭に入れと言われ、あっさりボートを辞め専業主婦になってしまった。 自分に自信が無かったから、ボートの楽しさを忘れ、辞めてしまった事に後悔していた仁美は、女子ボート部の新人戦を見て、「あの子ら見てて、あの頃に戻りたいって思ーた。海、空、仲間・・・ボートがあれば幸せだった。」っと、自分が一番大切だった物を思い出し、コーチを引き受けたのだった。
一方、悦子達、女子ボート部は、やっている時は、気が付かなかったが、合宿前とは、明らかに技術力が違い、ボート漕ぐのが楽になっている。 そんな事も手伝って、漕いで漕いで漕ぎまくってしまい、陸上での心配をよそに、遠くまできてしまった。
美しい、夕焼けの海が広がる。
悦子「こういうの見られるんやなー。 あの人の言う事ちゃんと聞いてボートもっと上手くなってグングン漕げる様になったらこんな綺麗な、今迄見た事も無い様な物見れるようになるんやね〜。」
自分も、カヌーやってるから分かるんだけど、ボートに乗ると、視点が下がり同じ景色でも、今迄とは、違ったものに見える。 それに加えて、大三島の美しい夕日だ。 感動しない訳が無い。
今迄見たことも無い様な物と言うのは、比喩なんだと思う。 綺麗な景色だけの事を言ってるんじゃなく、これからボートを通して、起こる様々な事、辛い事、楽しい事、涙する事、友情。 それ全部をボートを一生懸命やってたら見れるようになるんやね〜。と言うことだと思う。
女子ボート部が、戻ってくると、浜は、大騒ぎになっていた。 警察も来て、漁船での捜索活動も開始されていた。
悦子「あれっ、これ何の騒ぎですか?」っとすっとぼけて見たが、オノケンからの渇が入り、5人で一生懸命謝る。
仁美コーチにも謝るが、「もーあんた達には、なんも教えん。」と言われその場を去ってしまう。
コーチを追かけようとするが、ブーに呼び止められる。
実は、悦子が使っていたオールは、ブーが男子部の先輩久保田に貰った大切なオールだった。
悦子は、わざとでは、無く、間違えて持っていってしまったのだが、それを切っ掛けに、男子部が女子部に対しての様々な積もり積もった不満が、爆発。 艇庫から出て行けと男子部全員から言われてしまう。
一方オノケンは、先程、仁美が家庭に入ったのを後悔していると聞き、「俺達、一緒にいないほうが良いのかも知れない。」と仁美に言ってしまうのだった。
第五艇
2007/3/30UP
艇庫を追い出されてしまった、女子部。
このままでは、いけないと思い、悦子が男子部と話し合いに行くが、その時艇庫では、先輩達にブーが悦子の事が好きなのか?とからかわれていた。
苦し紛れに、ブーは、昔から天敵で、小さい頃に悦子をジャングルジムから突き落とした事を喋ってしまう。 運悪くそれを聞いた、悦子は、「お前やったんかー!(当時誰が押したかは判らずじまいだった)」とブーを突き飛ばす。
勢い余って、もーあんたらのボートも、艇庫も使わないと言ってしまい、前よりも状況を悪くしてしまう。
もーこうなったらあの人に頼むしかない!と別居中の仁美コーチの実家へ行く。
実家のうどん屋から出てきた仁美に全員で土下座。
コーチの恥ずかしいから止めてとの静止も無視し、頼みこむ。
悦子「戻ってきて、ボート教えてください。ついでにボートもこうてください。」
仁美「えっ??」 明らかにさっきまでとは、空気が違う事にビックリする。
イモッチ「あと、オールも」
ダッコ「トレーニングの器械とか・・・」
リー「リギングする道具とか・・・」
ヒメ「あと、もし宜しければ艇庫も・・・」
少なくとも、仁美コーチは、戻ってきてくれる事になった。
コーチが間に入っての、男子部との話し合いも決別。
同意には至らないまま、ボート一式を使う事に・・・。
相変わらず、男子部との仲は、ピリピリしていて、海に出てもお互い険悪ムード。
意地の張り合いから、レースを始めてしまう。
なんか、男子部の漕ぎバラバラ。女子部の方が揃ってる。 これじゃーどっちが上手いんだか分からない。 男子部は、ドラマの中で、あまりボートのシーンないから、ボートの練習とか、してないのかも・・・。
意地のレースが進む中、男子部は、オノケンコーチから、拡声器で止められる。
女子部は、それに構わず漕ぎ続けたんだけど、前方にいた、新開女子のボートに直前迄気付かず、緊急停止するが、間に合わずにぶつかってしまう。 前方を見ているのは、コックスであるヒメだけなんだから、もっと注意して見てろよ!と言いたくなるが・・・。
穴の開いてしまった新開高校のボートの修理費を学校が負担してくれる分を除き、一人5万円持ってくることになった。
悦子は、父に相談しようとしたが、言い出せず、逆に父に「悦子・・勉強せーよ。 勉強して愛媛大入れ。お前は、ずっとこの家におればええ。」 いつも姉ばかりしか見ていないと思っていた父にこんな事を言われドキッとする。
次の日、女子メンバーは、お金を持ち寄るが、目標金額には、程遠い。
悦子:1850円(全財産)
ヒメ:2万円
イモッチ:実家の金物屋から持ってきた、金物
リー、ダッコは、5万円きっちり持ってきたようだ。
金は足りなかったが、ボート部顧問の福田が新開との話し合いで、弁償は、無くなった。 変わりに新開の雑用係をやる羽目に・・・。
男子部との冷戦は、まだ続いていた。 それを見かねた、メルボルンの根元が、OB会をを発案。 現役ボート部は、それの手伝いをする事になった。
しかし、当日、女子部がOB会の準備を進め、もう何人かOBが来てしまっているのに、男子部が一向に来ない。 これでは、いけないと悦子が男子部を迎えに行くのだが、逆に、練習の邪魔だと追い返されてしまう。 練習が終わり、男子部がメルボルンに着いた頃には、女子部は、怒って帰ってしまった後だった。
女子部は、もう何日も新開高校の雑用をしていて自分達の練習をしていない。
そんな時に、仁美コーチから、昨日のOB会でOBが心配してカンパを募ってくれた、お金を渡される。
これでもう新開の雑用をやらなくて済むと思った悦子達は、早々に新開高校の田中ちえみに弁償のお金を渡すが、受け取れないと言う。
新開高校としては、お金よりも人手が欲しい。
悦子は、自分達も練習したい旨を田中ちえみに伝えるのだが、「私達の漕ぐオールは、重いの。上なの。あんた達より全て。そんなあんた達が私らの練習邪魔したんよ。」 「どーしても嫌なら謝って。頭下げて。」と言われてしまう。
仕方なく悦子が代表して謝る事に・・・。
悦子が頭を下げていると、成り行きの全てを見ていた、ブーが「もー止めろ。 みんなオール持つ意味持ってるんだ。こいつらの漕ぐオールだって重いんじゃ! 」と今迄女子部が苦労して、女子部を作り上げてきた事を、田中に言ってくれる。
他の男子部も加勢してくれ、悦子達は、男子部もちゃんと自分たちの事を見ていてくれた事に気付く。
次の日、ジャングルジムの件で仲違いをしていたブーが、ずっと後悔していたと誤ってきて、仲直りする事が出来たが、それを見ていた、リーが、今度は、面白くない。
実は、リーは、ずっとブーの事が好きだった。 悦子がブーと仲が良いものだから嫉妬していたのだ。 悦子を屋上に呼び出し、その事を伝えてしまった。
一年が終わり、次の春、女子部にも新入部員、大西さんと市原さんが入ってきた。
第六艇